走行中にガス欠症状の後,エンストした!! その2   (GSX400S)




2013.04.29
これで、ガス欠症状のエンストは発生しないはずです。というか、この続きがなければ、当たり!!って事に
で、”その2”があるって事は、当たってなかったと言う事なんです。

当然、前回の処置(タンクキャップの通気口の確保)で確信を持って試乗へお出かけです。
最初は街中メインで徐々に距離が稼げる山の方に入って行きました。
今まで現象が出てた30〜40kmは全く問題なし。 で、50、60kmと問題なく進み、すでに確信を持ててきました。
とりあえず、ぐる〜っと回って家に帰ろうと思いつつ、70,80kmt進みます。100km地点で休憩をしようと、あと少しと言う95km地点で停止時のアイドリングが 徐々に不安定になり、とうとう来ました。ガス欠症状のエンストです。
(95kmまではエンジンノンストップです)

今回の処置に確信があったので少しショックです。でも、タンクキャップを開ければ直ぐにエンジンがかかるはずと思いきや、全くエンジンはかかりません。

5分程度放置して、チョークを引いてセルを回せば今にも止まりそうなアイドリングから始まり、徐々にアイドリングが安定して走れるようになります。

今回もレッカーのお世話にならないように一気に帰りたいのですが、30kmくらいは走らないと....

家に着くまでに2回エンスト発生。一回目は山麓バイパスの無料区間(たまたま元料金所の付近で退避スペースがあったので助かりました)。
二回目は三宮の北野坂付近。観光客がたくさんいる中バイクを押して歩く変なおっさんに見られてました。

この3回のエンスト時の状況で気になるのが、ガソリンの量がかなり減っている事です。特に3回目の時はキャップを開けても底にはガソリンは見えずにタンクを揺らすとガソリンが 見えるくらいですが、まだ、リザーブにしなくてもOKです。

と、2回目、3回目と段々エンジンがかかる気配が薄くなっている事が感じられますが、いったんかかると結構走れるんです。これも不思議なんですが。

で、帰りに少しガソリンを入れてと思っても、最近はスタンドが減ってきているので、スタンド探しも大変です。
結局家の近くで5リットル入れて、少し家の周りをグルグル回ってみました全く問題はありません。


今回の不具合の推定は、フィルターです。
フィルターを入れる事でフューエルホースがタンクから出て一旦下がって、フルターの部分で上に上がって、キャブに入るためまた下がるって感じになっています。
ガソリンが減るとコックの位置(ガソリンの油面)とフィルターの位置関係から、ガソリンの流れが途絶えるのでは。
(過去に同じような事で、フィルターを入れるとキャブにガソリンが供給されなくなるって事がありました)

今回の試走で95km地点までは何もなかったので、タンクキャップの不具合は解消されていると思います。






またまた、タンクを外します。








フィルターを付ける位置が悪かったのか?、ちょうどキャブの上にあり、フィルターの大きさ分ホースが上の方になるので、これでガソリンの流れが悪くなる。
のか、フィルターにエアが入ってなんか悪さする???の。
今回タンクを外してもホース側よりガソリンがほとんど漏れなかったんです。いつもならウエスで受けないとダァ〜っと漏れるんですが。やっぱりエアがみ!!








エアクリを外してもホースにはアクセスできません。やっぱりキャブを抜くしかありません。








ここまで抜けばホースの交換は可能です。もう全部抜いてるのと同じ感じですが、取り外すとなると、キャブの中のガソリンを抜いたり、アクセルワイヤーを外したり面倒です。

 






新品のホースに交換です。純正部品は600mmのホースで、330mmに切って下さい。となっています。








最初からカットするのは怖いので、330mmの位置にマーク(ビニールテープ)して取り付け作業を進めます。








キャブをノーマルに戻した時から、チョークワイヤーは取り付けていませんでした。簡単なインシュロックで代用です。
今回、ちゃんとチョークレバーとつないでみましょ!!でケーブルをゴソゴソと探し出して取り付けてみました。 これは、左スイッチがカワサキ製に交換されているので、それ用のワイヤーです。カーブルの先には金属カバーが付いてたんですが、区部の受けに入らないので外してます。

 






で、キャブを元の場所に戻して、インシュレータ、エアクリーナー側にズボッっと入れて固定します。








チョークケーブルのレバー側をスイッチボックスと合体です。元々一体の部品、ぴったりですな!!








あれっ!!ワイヤーが長すぎる!!








調整する場所もあるのですが、1cm程度しか変わりません。これではダメです。








アクセルケーブルだと、こんなアダプターでワイヤーの長さを変更(短く)できるんですが。チョークケーブルにはデカすぎです。








また、当面はこのままで。
いつかタイコの位置を変更できるやつを買ったら再度チャレンジでも。









ガソリンホースはパーツマニュアルにあるように330mmでいい感じです。なので、マークした個所でカットして、今まで付けていなかったのですが、ノーマルと言う事で ホースにスプリングを通します。








最後にタンクを載せて、ガソリンホースの具合を。
コックから少し下がって、キャブの所で少し上がってますが、これは仕方のない所です。まあ、こんなもんでしょう!!

 










エンジンのかかりはOKです。
このまま試乗へとなりますが、時間もあまりないので、43号線を東へ、西へと繰り返し距離を稼ぎます。

ガソリンは、前回不具合のあったガソリンが減っている状態+5リットルで、コックは通常の位置で走り、ガソリンが無くなったらリザーブへ切り替えます。

で、”街中を走って走って、目標100km以上走るぜぇー!!”のスタートです。


30kmの壁はクリアできていると思っているので、今度は100kmの壁+少ないガソリンでちゃんと走れるかです。
50、60kmと順調に距離を伸ばしますが、一向にガソリンがなくなる気配もなく、エンストする気配もありません。
80,90kmと順調過ぎるくらいに走ってくれます。この距離にになると信号で止まるとガソリンのチェックをしますが、もうほとんど無いように思えます。
通常走行時は、リザーブに切り替えて走る事がないので、どれくらい減ったら切り替えが必要なのかは知らないのです。

100kmを超えて、120kmまで走りました。
もう暗くなるわ、寒くなるわで、試験走行を完了とします。結局リザーブにする事無く走りましたが、今まで見たことが無いくらいタンクは空っぽです。
錆対策の為に、満タンにして帰りますが、燃費を計算してびっくり
14.09L入って、その前の日に5L入れているので、19.09L。距離は308kmなので、燃費は16.1km/Lとなります。
街中をずーっと走ったかなのか、距離の設定ミスなのか、TMR−MJNよりノーマルのキャブに戻した為なのか、最悪の燃費に!!


症状から要因(推定です)を考えると、
一回目のガス欠+エンストは、ガソリンスタンドで発生。
   これは、ガソリンの量が減って、タンクよりキャブにガソリンが流れずに発生したのと、4番のプラグ不良も関係ありかな。
二回目(レッカーされた時)は、
   ガソリンの量がいっぱい入っている状態だったので、タンクキャップの不良と、4番のプラグ不良で発生。
三回目の95km走行時にエンストは、
   ガソリンの量が減って、タンクよりキャブにガソリンが流れずに発生。
と、思ってます。

やった事より、原因を考えると
1、4番のプラグ不良。
2、タンクキャップの通気不良。
3、ガソリンホースの配置不良。  でしょう!!

と言う事で、今回のエンストする不具合は治ってよかったね!!で、完了です。



おしまいっ。


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